ヘアーショー準備 衣装編

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昨日でやっとモデルハントも終わり、

ヘアーショーに向けて今は衣装選びをしています。

 

衣装選びがこれまた難しい。

 

以前も書いたように、今回はアシスタントにステージに立ってもらうので、

基本的にはアシスタントに衣装決めもしてもらっています。

予算の中でやりくりするので、イメージに合ったものを購入するのがなかなか困難で。

 

で、アシスタントが雑誌を開いて

「こんなのはどうですか?」と・・・

 

そこで僕が言った言葉、

「衣装ってさぁ、雑誌に載ってるセットをそのまま買ってきてもモデルに着せると違うんだよね~。

例えばさ、いままで自分が洋服を買いに行って、マネキンが着てるセットを自分が着てみても全然イメージと違うってあったでしょ?

1年365日、毎日毎日自分のことを見てるわけじゃん。

その毎日毎日見てる自分に、マネキンが着てるものを実際手に取って見て、それでこれは自分に合いそう!!って思って着てみるわけじゃん。

 

それでも、着てみたらイメージと全く違うってことがよくあるわけだよ。

 

それが、自分ではないモデルさんという第三者で、しかもその洋服を手に取って見てるわけじゃなく、雑誌を見たイメージのみでネット購入って。。。

 

しかも、この雑誌のこの1ページは、

この衣装にこのシチュエーションならこんな感じの女性像で、こんな感じのポージングで、こんな感じの顔をしようって、

プロのモデルさんが真剣に考えて映り込んでる被写体で、

 

そしてそのモデルさんをこんな感じに撮ろうって、カメラマンさんが真剣に考えて照明やカメラ設定をした1ページなんだよね。

 

それが自然光だとこう見えるだろうっていう想像だけでも大変なのに、

ステージに立った時の照明だとこんな感じになるだろうってそこまで想像しなきゃいけないんだよ。

 

単純にこれいい!!なんて感じでぽちっと押しても、絶対にハズレるんだよね~」って(笑)

 

 

でもこれ、普通アシスタントの子にはこんな話はしないし、してもわからないんですよね。

今回、偶然このような仕事がきて、やってるからできた話。

 

嫌々でもモデルハントをしたりして、本来ならされないような難しい話をされて、

まあ、嫌だろうなぁって思うけど、でもやったからこそわかる話で、

いつか自分の肉となり骨となる。。。

 

ってなったらいいですな^^