継承

先日こんな記事を見ました。↓↓↓

http://naotokimura.tokyo/archives/23048

この記事を書いたのは業界で有名な美容師、木村直人さん。

 

この文章の中で「10年前とシャンプーのやり方が変わっていない」

技術やマニュアルがしっかりと継承されてる云々という文がある。

 

もちろんそれ以外の文章も素敵だったのですが、

 

僕の中で教育するときのルールがあるのですが、

それはなるべく主観で教えないということ。

 

もちろん僕が作ったお店なので、

僕の主観が随所に入っているのは確かなのですが、

自分の主観よりも業界のど真ん中の基本とされてる部分をまずはしっかりと覚えてもらう。

そのあとで、自分はこう考えてこうしてるよとという感じで、

最後の最後に自分の主観をという感じ・・・

 

よくあるケースで「これ教えといてあげて」とスタッフにたのんで、

そのスタッフが後輩スタッフに教えてるのを聞いてると、

わりと自分の主観で教えちゃうんですよね。

 

主観で教えてしまうというのがなぜ悪いかというと、

何人かで教えていくときに、

みんながみんな、一人一人それぞれの主観で教えてしまうと、

教えられてるほうは大変で・・・違うことをみんなから言われてると・・・

 

それぞれが、それぞれの主観で教育をしてしまうということは、

育つ人たちがそれぞれ違った覚え方をしてしまう。

こうなってしまうと、軸がブレて継承どころではなくなってしまう。。。

 

そして技術の継承も大事だけど、

もっと大事なことは、

注意と楽しさの伝承。

 

自分が「注意されたこと」と、「楽しさ」を次の世代にも伝承していくということ。

しっかりとした会社はここが出来てる。

 

ここがしっかりできてるということは、

イズムがしっかりとあるということ。

 

それこそがその会社の「コンセプト」という部分にも繋がるんじゃないかと。

 

このリンクさせた記事でも書いてありましたが、

当時は「なんでこんなこと?!」って思っていたことが、

今になって思うとすごく大事なことだったとわかるって・・・

 

10年先も、20年先も、

「これがうちの店!!」っていうものが、

受け継がれていくことが長く生き残る秘訣なんだろうなと。

 

で、こういう風になっていくためには、

スタッフ皆が美容師という仕事に誇りをもって、仕事が好きでいること。

スタッフ皆がうちの会社を好きになってくれること。

そして会社とスタッフの信頼関係があること。

 

結局はここなんだろうなと。

 

頑張ります。