モデルハントは恥をかく練習

昨日は上村、渡、そして初めてのモデルハントだった坂下と横浜駅にモデルハントに行ってました。

上村はこれから女性のカットを練習するためのモデルさんを。

渡、坂下は撮影モデルをと、それぞれ探してきました。

 

そして、帰ってから「インベスターℤ」という漫画を読んだのですが、

そこに面白い内容が。

 

この漫画、中学生の主人公が投資について勉強するという内容なのですが、

この会では、投資家が集まったところに、投資をしてもらいた人が、

投資家の前でプレゼンをし、投資家を納得させることが出来たら投資をしてもらえるという。

 

この下の写真でピースをしてる人、これホリエモンです(笑)

 

で、その投資を望む人のプレゼンをホリエモンが聞いて、

この中で一人だけ投資をしてもいいかなと思う人いたんです。

 

その人に対して、3つのことをホリエモンが要求します。

 

まず一つ目が「俺を納得させる論理的な説明をしてくれ」と。

 

これはOKが出て、

次に2つ目の要求がこの下の画像。

この要求もこの青年は下の画像のようにやり遂げました。

ここでこのホリエモンは「経営者になるということは恥をかける人間じゃないとダメなんだ」と力説。

このヒッチハイクには、この青年が恥をかける人間か?
それと他人の好意に感謝できる人間かをテストしたというわけです。

そして下の画像の内容へと続き

そして第三の要求をするわけです。

 

その内容が、「広大な草原を1日で草むしりをしろ」と。

 

するとこの青年は「こんな広い草原を1日でなんて無理だ」と。

 

するとホリエモンは下の画像のように言うわけです。

で、結局この青年は第三の要求をやり遂げ、

 

下の画像のホリエモンのセリフへとなります。

その問題を「できる」という方向から思考できるか、

「できない」という方向から考えてしまう人なのかという。

 

で、

本題のモデルハント。

この漫画を読んでて、ヒッチハイクのくだりがモデルハントと同じだなと。

 

このヒッチハイクの青年は、

ベンチャーを立ち上げようとしてる大学生。

きっとこれまでの人生は「人にものを頼む」とか「人から相手にもされず断られる」とか・・・

そういう屈辱感とは無縁に生きてきたんだと思うんですよね。

 

でもこのヒッチハイクをやったことでいろいろなことが見えたと。

 

僕らのモデルハントも一緒なんです。

声をかけても全くシカトされる。

話は聞いてくれたけど断られる。

来てくれるって言ってたのに音信不通になる。などなど。

 

でもこれ、今日、上村に言ったのですが、

「カットさせてください。料金はいりません。お願いだから切らせてください」って、

どんなに頼んでも断られる。それだけモデルハントは厳しいよね。

 

でもね、

タダで切るって言ってもなかなか来てくれない相手を説得して、きてもらうっていう行為と、

料金をいただくお客さんに来ていただくのとどっちが大変かって。

 

モデルをそんなにカットしないでお客様に入ってしまうお店もあるのかもしれないけど、

こういうことを経験して、

お客様に来店していただく難しさを、本当の意味で知ってる美容師は、

それだけお客様に真剣になれるし、

お客様に優しくなれるし技術に対しても真摯になれるし。

 

だからそうやって断られることからいろんなことを学んでいこうと。

 

お客様の髪の毛の責任を負うってことはそういうことなんだと思う。