「夢のためにがんばれ」は白か黒か
今回のオリンピックすごかったですね~。
メダル獲得数は過去最高の41個だったそうで、
選手の皆さんお疲れ様でした!!
で思ふところですが、
今回のオリンピックでは男子のほうが獲得数が多かったようですが、
例年のスポーツ競技でいうと、男子より女子のほうが良い成績を収めてるように思います。
で、僕普通に「最近の男子はだらしないなぁ」くらいに思っていたのですが、
考えたら、男子がスポーツに打ち込むって、なかなか勇気がいることなんですよね。
中、高までならともかくとして、
大学に入ってもやり続け、
さらにその後もスポーツに専念するのって経済的になかなか難しい。
しかも将来のことを考えると・・・
「夢」ってすごくきれいな言葉ですが、
そこにしがみついて、最後それがかなわなかったとき、
失ってきたものの大きさが半端じゃないんですよね。
北島康介のコーチは、20歳くらいの時の北島に
「この先も水泳に専念するってことは、将来の道を狭くすることでもある。だからいまここでよく考えなさい」
的なことを問いただしたそうです。
これすごく深いですよね。
このコーチにとって北島ほどの才能を持った選手に教えられることは、
自分のキャリアとしても、「お金」としても、すごくすごく大きな存在。
なのに、それを逃してしまうかもしれない問いを北島にしたのですから、
このコーチは本当に北島の将来を考え、行動していたんだなと。
夢を追い続け努力することは本当に素晴らしいこと。
だけど、現実的に将来のことを考え生きていくこともまた大切。
本人はこのあたりのことをよく考えなければいけないのは言うまでもないが、
指導者は本当に悩むんだろうなぁ。
男は生計を立てられる人間にならければいけないから。
「夢のために頑張れ」
この言葉は黒なのか、白なのか、はたまたグレーなのか。
僕にはわからない。